Research Project

研究テーマ

脳科学×最先端テクノロジー
多様な個性に合わせた目標達成支援によるウェルビーイング

英語・プログラミング・読解力などの勉強、教育、スポーツ、IOT技術への適応、健康長寿社会に向けた健康行動、リハビリなど、あらゆる分野での「成功・目標達成」には、素質だけでなく、やり抜く力 GRIT・意志力・メタ認知が必要です。
また、特に教育では創造性や論理的思考の育成が必須です。

  1. 私たちは、従来定量的に知ることのできなかった、これらの個人特性や能力素質を、脳特徴量から定量化することを目指しています。
  2. 幼児期のどのような教育・養育が子どものウェルビーイングや認知能力・非認知能力の向上につながるか科学的に検証し、経験ベースではなく、科学的な根拠に基づく子どもの能力開発法や養育法の確立を目指します。
  3. IoT技術の活用や行動経済学に基づき、行動変容と脳可塑性(脳の構造的変化)を促進するエビデンスベースのパーソナライズ能力向上と目標達成支援法の確立をめざします。​この個人最適化支援がウェルビーイングにつながることも明らかにしていきます
東北大学発 ウェルコミュニティ実現に向けた取り組み
子ども・女性・高齢者を中心としたウェルビーイング実現のためのコミュニティ

現在の日本の抱える問題として、子どもの精神的幸福感が低く、女性の社会進出や幸福感が低いことがG7でも言われています。

  1. 子ども・女性・高齢者のウェルビーイングの向上のためのエビデンスベースでのウェルコミュニティの機能要件解明を目指します。
  2. 多様な人が互恵的な人間関係を構築するための要件を心理学・社会学的調査、脳科学的アプローチから明らかにし、現代に即した子どもや女性、高齢者のセーフティーネットとして機能するコミュニティを作成していきます
  3. コミュニティの効用を、脳機能、脳構造、生体情報、心理学的変化から明らかにしていきます

研究プロジェクト

脳スキャン

脳構造・脳機能から能力素質と特性の個人差を解明
英語、プログラミング、読解、数処理などの能力素質や論理的思考、創造性の程度の個人差を産む脳構造・脳機能ネットワークの特徴を解明し、個人の能力素養や特性を定量的・客観的に知る手法の開発をめざすプロジェクトを行っています。成人の脳計測には、3テスラのMRIと高密度脳波計を利用しています。

目標達成を可能にする脳の解明
学習成績、スポーツ能力の向上、健康行動継続など様々な目標に対して、どのような脳特徴を持つひとが目標達成しやすいか、あるいは、ドロップアウトして三日坊主になりがちかを明らかにするプロジェクトを行っています。MRIに加え、脳波、脳刺激法など様々な手法をもちいています。 

子供の特性・能力における親の影響の解明
子供におけるやり抜く力や自己制御力の発達に及ぼす親の影響について解明するプロジェクトを行っています。子供の脳計測にはNIRSを利用しています。

脳構造・機能の変化うながし(可塑的変化)・目標達成(高いスキル獲得・認知機能低下防止)させる個別最適化手法の開発
どのような脳特徴や心理特性を持つ人にたいして、どのような介入手法をすれば目標達成のための行動を促進し、脳構造と脳機能を変化させられるのかを明らかにするプロジェクトをおこなっています。この研究は乳幼児から高齢者までを対象とし、長期介入をおこないながら日々の心理、活動量、能力変化、特性変化などの計測を行います.

Well-beingの最大化
well-beingの定量化指標解明と個別最適化支援が、個人のwell-beingを最大化させることを明らかにします。

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