2025年12月26日(金)、佐渡市小木地区にて、たらい舟の製作体験を行いました。
今回参加したのは、高校卒業を控えた若者です。
これまでいくつかの就労体験を重ねる中で、自身の体調や特性と向き合いながら、無理のない進路を丁寧に考えてきました。
短い時間であれば継続できる仕事もある一方で、長時間の勤務には負担が大きいことも見えてきています。
そうした背景を踏まえ、卒業後は福祉的就労を軸としながら、自分に合った関わり方を模索していく予定です。
今回の体験は、「時間をかけて身につけていく手仕事」に触れる機会として企画されました。
事前に指導者の方と顔合わせを行い、安心して当日を迎えられるよう準備を整えました。

当日は、たらい舟づくりに携わる方々に温かく迎え入れていただき、
作業の一つひとつを丁寧に教えていただきながら、落ち着いた雰囲気の中で取り組むことができました。
無理のないペースで手を動かし、少しずつ作業に慣れていく時間は、静かでありながらも確かな手応えを感じられるものでした。
また、「無理のないペースで関われるのであれば、継続的に関わってもらえたらうれしい」という言葉もいただき、
地域の中で人と人がゆるやかにつながっていく可能性を感じる場面もありました。
人との関わりに不安を感じることがあっても、
こうした穏やかな関係性の中で、自分なりの役割を見つけていくことは、将来の選択肢を広げる大切な一歩となります。
すぐに結果を求めるのではなく、時間をかけながら関わりを深めていくこと。
地域に根ざした営みの中で、少しずつできることを積み重ねていくこと。
今回の体験は、そんな関係づくりの可能性を感じさせてくれる時間となりました。
