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デリバリー食堂 ― 大晦日の唐揚げと、つながりのかたち ―

2025年12月31日(水)、大晦日。
この日は唐揚げをつくり、デリバリー食堂としてご家庭へお届けしました。


この唐揚げは単なる食事ではなく、日常の中で人と人を静かにつなぐ「きっかけ」のような存在でもあります。
顔を思い浮かべながら準備をし、言葉を交わし、無理のない距離感で関係が続いていく――
そうしたやりとりの積み重ねが、少しずつ新しい可能性を生み出していきます。

今回お届けしたご家庭も、日々の暮らしの中でさまざまな工夫を重ねながら、家族で支え合って生活されています。
その姿に触れる中で、地域と関わりながら自分たちの力を活かしていく未来のかたちを、ひとつの可能性として思い描いています。

例えば、佐渡の特産であるおけさ柿。
地域には、長年その栽培を支えてきた方々の知恵や、農業の道を志す若者たちの実践があります。
そうした点と点が、日々の関わりの中でゆるやかにつながり始めています。

一方で、高齢化により手入れが難しくなり、やむを得ず伐られていく柿の木も少なくありません。
長い年月をかけて育まれてきた地域の資源が失われていく現状に、寂しさを感じる場面もあります。

だからこそ、こうした日常の小さな関わりの中から、
人の暮らしと地域の資源がもう一度結び直されていくことを大切にしたいと考えています。

WELL Community佐渡では、大きな取り組みを急ぐのではなく、
食を届ける、声をかける、といった日々の積み重ねを通して、
「人が育ち、地域が次へとつながっていくかたち」を静かに模索しています。

大晦日の唐揚げには、そんな願いがそっと込められています。

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